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【お客様紹介】マルマツビューロー株式会社様

PJLAは新たにISO/IEC17025認定を取得したお客様に認定に関わるこれまでの準備や
今後の活動について取材を行い、これから本規格の認定を検討されている試験所・校正
機関の皆様に参考となる生の情報提供を行っております。

今回はマルマツビューロー株式会社様(静岡県静岡市、対象業務:光学的校正)の
担当者後様に、認定取得にあたってのきっかけ、工夫した点、今後の取り組みについて伺いました。

【ISO17025取得校正機関と一目でわかる外観】

Q1:マルマツビューロー様の業務とお客様について。

主に照明器具の「光の測定」に関する、測定装置・機器を開発販売しております。

その中でも特に多いのが自動車用照明器具類の「配光測定システム」です。自動車用ランプは、路面を
照らす明るさや、発光する色について法律で細かく規定されています。弊社では法規に基づいて、正確
に測定できる装置を国内はもとより海外の自動車ランプメーカー各社に提供しています。

 

Q2:認定取得のきっかけや対外的な要望

光の測定機器の中で特に多いのが照度計です。照度計の校正はJIS C1609-1に準拠して行っていますが、この校正業務を国際的に認められたものにするため、ISO/IEC 17025の認定を受けようと考えました。


Q3:認定準備で苦労した事、認定を取得して良かった事。

とにかく解からないことだらけでしたが、10年ほど前から、社内業務の標準化で作業標準書の整備を
進めていましたので、それを応用することでマニュアル・規程・手順書の作成は、それほど苦も無く
できました。

取得してよかった点は、校正機関として評価が高まったことです。


【校正ラボでの作業風景】


Q4:今回の認定機関をPJLAにした理由

①ホームページを見るとISO17025認定に特化していると感じた
②および内容がすごくわかり易かった
③無料セミナーを受講して技術レベルが高いと感じた
④無料だけでなく有料セミナーも充実していた


Q5:今後の校正機関としての取り組みについて

照度計の校正機関として認定を受けましたが、さらにJIS C1609-1第7章で規定されている照度計の
各種試験を行う試験機関としての認定を受けたいと考えております。

さらに、今回認定に主に携わった者たちは、ISOに対する認識が高まりましたが、それだけでなく、
社内の全員が認識を共有するように、マネジメントを啓蒙していきたいと考えます。

 

マルマツビューロー様にはISO17025認定普及の心強いメンバーとして今後もPJLAと共に歩んで
いければと思います。

 

【了】

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