代表ごあいさつ

ごあいさつ

ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(PJLA) 代表 國富佳夫

代表 國富 佳夫

ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(PJLA)は国際的な規格ISO/IEC17025の認定審査を行うために日本オフィスを開設して12年目を迎えることになりました。この間260件を超える認定件数と過去5年間の年平均認定件数25件を維持するために、官公庁を始め、多くの民間機関の皆様方にご支援をいただきましたことに対して厚くお礼申し上げます。

2022年は、COVID-19禍の中で、ウクライナ侵攻による食品原料や鉱物資源の品薄、円安による調達材料の価格高騰と電子部品の納期遅延、更に日本国内特有の人材不足による業務計画遅延等厳しい環境下に置かれました。その中で多くのCAB(適合性評価機関)が認定維持に対するご検討を重ねられている状況であると伺っております。PJLAもCABのご依頼を受けて、ご契約の変更等で対応させて頂いておりますと共に、従来の試験所・校正機関とは異なる新規産業製品に対応する試験や校正依頼は増加傾向にあり、ご契約状況は現状維持を保たせていただきました。今後の認定取得を目指してwebによる無料セミナーや、技術セミナーにご参加いただきました皆様方にもお礼申し上げます。

2023年も先が見通せない厳しい環境下ではありますが、ILAC MRAに署名した認定機関によって認定を受け入れなければならない貿易に関わる協定(WTO TBT)や、新規産業製品が基準としている新規格、日本が誇る品質保証体制に組み入れる規格として、ISO/IEC 17011で認定される、ISO/IEC 17025、ISO/IEC 17043(技能試験認定)、ISO 17034(標準物質認定)、ISO/IEC 17020(検査体制認定)等のさまざまな認定取得要求にお応えする所存でおります。

さらに、これらの規格を全範囲で認定するためには、PJLA審査員のマネジメントシステム審査力量はもとより、試験や校正における新しい技術は審査を通してCABに継続的にご提供できるよう審査員の増員と力量を高めなければなりません。PJLAは高い能力もつ、経験豊富な審査員によって、測定方法や校正の実現可能な技術を数多く考案し、CABに提供してまいりました。これらの考案は発明として成功しており、PJLAがより良い世界を目指すために取り組んでいる社会貢献の一環と考えております。

これに伴い、PJLAでは試験・校正方法、不確かさや妥当性確認及び技能試験方法で、一般的な方法では解決が困難である技術的手法について、PJLAの技術部門と共に解決するため、技術ミーティングを承っています。ご契約頂いたCABの技術部門の方々と2時間程度の面談(Webも可能)を行い、特許性のある技術提供や妥当性の導き方のアイディアを提供させて頂いております。2022年には約30件の面談を実施し、多数のCABから好評をいただきました。

PJLAは、より質の高い審査サービスのご提供をめざして、プログラムスタッフとそのバックアップ業務スタッフの拡充、および技術審査員のオフィス業務の定着化など業務体制の強化を図っております。今後も、新規のお引き合いから多種多様な認定審査までお気軽にお問い合わせのうえ、PJLAでの認定取得をご検討いただきますようよろしくお願い申し上げます。

2023年1月
ペリー ジョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク
代表 國富 佳夫

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