代表ごあいさつ

ごあいさつ

ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(PJLA) 代表 國富佳夫

代表 國富 佳夫

ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(PJLA)は国際的な認定規格ISO/IEC 17025認定審査のために日本オフィスを開設して13年目を迎えることになりました。この間、実登録数280件を超える認定件数と過去6年間年平均認定件数20件以上を維持することが出来ました。また2023年にはISO/IEC 17011:2017;7.9で要求されている認定周期を一部変更しオフサイトサーベイランスを導入させて頂きましたことに対し、官公庁の皆様方を始め、基幹産業の経営者の皆様方、多くの民間試験・校正機関の皆様方にご理解とご協力を頂きましたことに対し厚くお礼申し上げます。

2023年は、東欧、中近東における不穏な動きに加え、急激な円安や政府指導による従業員待遇の改善等に伴い、日本の経済・産業活動は継続する調達材料の価格高騰と電子部品の納期遅延、更に日本国内特有の人材不足による業務計画遅延等厳しい環境下に置かれました。その中で多くのCAB(適合性評価機関)が認定維持に対するご検討を重ねられている状況であると伺っております。PJLAもCABのご依頼を受けて、試験要員不足による認定の解除や認定範囲の縮小に対応させて頂きましたが、新規認定件数は若干減少したものの、校正範囲拡大認定のご依頼を含め約40%増のご契約件数を達成することができました。

2024年も先が見通せない厳しい環境下ではありますが、ILAC MRAに署名した認定機関によって認定を受け入れなければならない貿易に関わる協定(WTO TBT)や、新規産業製品が基準としている新規格、日本が誇る品質保証体制に組み入れる規格として、ISO/IEC 17011で認定される、ISO/IEC 17025、ISO/IEC 17043(技能試験認定)、ISO 17034(標準物質認定)、ISO/IEC 17020(検査体制認定)等のさまざまな認定取得要求にお応えする所存でおります。今後の認定取得をご検討頂いているラボラトリーの皆様方には、毎月開催しております無料セミナーやWebを含めて開催させて頂いております2時間程度の技術ミーティングにお申込み頂き、取得へ向けて活用されることを強くお勧めします。

更に、最近の傾向として、高度な技術能力を要する校正や、海外規格を厳密に遵守しなければならない試験が増大しています。校正や試験における新しい技術は審査を通してCABに継続的にご提供できるよう審査員の増員と力量を高めなければなりません。PJLAは高い能力もつ、経験豊富な審査員を増員しておりますと共に、測定方法や校正の実現可能な技術を数多く考案し、CABに提供してまいりました。これらの考案は発明として成功しており、PJLAがより良い世界を目指すために取り組んでいる社会貢献の一環と考えております。

PJLAは、より質の高い審査サービスのご提供をめざして、プログラムスタッフとそのバックアップ業務スタッフの拡充、および技術審査員のオフィス業務の定着化など業務体制の強化を図っております。今後も、新規のお引き合いから多種多様な認定審査までお気軽にお問い合わせのうえ、PJLAでの認定取得をご検討頂きますようよろしくお願い申し上げます。

 

2024年1月
ペリー ジョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク
代表 國富 佳夫

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