お知らせ

【お客様訪問】(有)ケイ・イー・アイ様

PJLAはISO/IEC17025認定を取得したお客様を訪問し、認定証授与式を行うとともに認定に関わるこれまでの準備や今後の活動について取材を行い、これから本規格の認定を検討されている試験所・校正機関の皆様に参考となる生の情報提供を行っております。

今回は(有)ケイ・イー・アイ様(千葉県成田市、認定範囲:食品衛生検査指針に基づく水産物、農産物、畜産物、乳製品、洋菓子の生菌数及び大腸菌群数試験、糞便系大腸菌群及び大腸菌、黄色ブドウ球菌及びリステリアの判定試験)を訪問し、川上代表以下試験所の皆様にお話を伺いました。

※川上代表取締役へ認定証の授与

Q1: (有)ケイ・イー・アイ様の顧客(業務)について

A:1)食品工場の衛生指導、2)食品微生物自主検査、3)衛生資材の販売を3つの柱としている。

食品工場が必要とする3つの事業に従事することで、食品工場にとって不可欠なパートナー企業として活動している。

その中でISO17025は、検査の信頼性という面で、企業価値を高める重要ツールと考えている。

※2 ラボラトリーのみなさん

Q2:きっかけ

A:旧知であったPJLA國富代表から、当社がISO17025の認定を取得することでのメリットについて言葉を頂き『将来の食の流通、成田という地の利、当社が根ざす食の安心安全』などの観点で未来を見据えたとき、ISO17025認定取得が必須であるとの結論に至った。

Q3:苦労した事

A:当社にISO9001等の取得歴はなく、まさにISOを理解することからのスタートだった。

コンサルの指導を受けて進めるという選択肢もあったが、「1年で取得」との会社方針もあり、自力での短期集中を選んだ。

結果的にはそれが良いスパイラルを生んだ。不確かさの理解と構築では、その方面に長けた社員に協力を仰ぎ、作成書類のノウハウは、当社の事業でもあるHACCPコンサルの担当に指導を願った。

検査員を含む全社員が、特性要因図を描くが如く、ISO17025取得という目標で、ベクトルを合わせることができた。

Q4:なぜPJLAにしたか?

A:PJLA國富代表と旧知であったこともひとつではあるが、公平性と透明性を重視する審査スタンスが、当社の企業志向と合致したことが最大の理由。

実際、審査員による指摘箇所の是正が精度向上につながる結果となった。有難い。

Q5:今後

A:認定取得は目標であったが今となっては通過点。構築した仕組みを活用して高い精度での検査を維持継続するとともに、食の安心安全を支え続けることで社会貢献を果たしてゆきたい。

※3 左から 技術責任者 川上 啓太さん、ISO推進 飯高 勝さん、川上 隆司代表取締役社長

Q6:これから認定を受ける試験所へのメッセージ

取得を目指す頃には、「認定取得は対外的な看板」との認識が強かったのですが、取り組みを進めることで、「自社の検査を相対的に見直すこと」ができ、認定を取得することで「検査にプライドを持つこと」が出来るようになりました。

お客様紹介コーナー「有限会社ケイ・イー・アイ様」

【了】

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