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【お客様インタビュー】国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 福島廃炉安全工学研究所 大熊分析・研究センター 分析部 分析課様

PJLAは新たにISO/IEC17025認定を取得したお客様に対し、認定に関わるこれまでの準備や今後の活動について取材を行い、
これから本規格の認定を検討されている試験所・校正機関の皆様に参考となる情報提供を行っております。

今回は国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 福島廃炉安全工学研究所 大熊分析・研究センター 分析部 分析課様(以下:JAEA)(福島県大熊町、対象業務:化学的試験)の皆様にオンラインでインタビューし、認定取得のきっかけ、工夫した点、今後の取り組みについてお話を伺いました。

 

Q1:JAEA様の業務、お客様について。

大熊分析・研究センターでは、福島第一原子力発電所の事故によって発生した放射性廃棄物や燃料デブリの性状等を把握するための分析や研究、ALPS処理水の第三者分析を実施しています。分析や研究で得られたデータは、廃止措置に向けた放射性廃棄物の確実な処理・処分の選定や安全性に関する技術的な基礎資料に活用されます。

 


Q2:認定取得のきっかけやお客様からの問い合わせ、要望。

水試料中のトリチウム分析における品質保証体系の確立をしたく、取得を目指しました。

 


認定を取得した試験の様子



Q3:認定準備で苦労した事、認定を取得して良かった事。

要求事項の理解やその要求事項を運用可能な方法に落とし込むことに苦労しました。品質マニュアルなどの文書やマネジメントシステムは品質管理担当が苦労して構築しました。

 

分析法についてもISO/IEC 17025に準拠した品質管理を行えること、国際的に分析結果の信頼性を表明できることに認定取得のメリットを感じています。

 

認定盾を掲げる徳森センター長


Q4:今後の試験所としての取り組みについて

分析精度の維持・向上に努め、国際社会からの信頼確保に貢献していきたいです。
また、適切に監査やレビューを行うことで自分たちの良いところを伸ばしていきたいです。

 

 

JAEAの皆様、今回はインタビューへのご協力をありがとうございました。

 

【取材・文:事務局】

 

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