認定取得試験所/校正機関様の具体例

株式会社パレオ・ラボ AMS年代測定施設様

試験所名

株式会社パレオ・ラボ AMS年代測定施設様

取得分類

化学的試験

取得項目

ASTM D6866 に準拠した加速器質量分析法(AMS)による放射性炭素の測定

取得理由

石油に由来するCO2ガスを削減するためにバイオ燃料やバイオプラスチックの利用が推進されており、バイオマス由来の材料がどの程度含まれているか科学的な裏付けを行うためのバイオベース度測定の重要性が高まっている話を数年前から複数の方から聞いていました。その話を受けて、弊社で従来は年代測定のために行ってきた炭素14濃度測定の新たな応用としてバイオベース度測定に注目するようになりました。さらに、顧客と具体的な相談を重ねる中で、日本国外へバイオマス製品を輸出する場合に、日本国内で測定したバイオベース度をそのまま輸出先で認めてもらうためには、ISO17025の認定を受けている機関で測定した値でなければならないと認識し、弊社はISO17025認定取得を目指すようになりました。

取得して得られたメリット

業務を行う上での手順やマニュアルが十分に整備されていなかったため、手順書の作成に時間がかかりました。また、これまで分析手順は技術者個々の職人芸に頼る部分があり、手順書に具体的に記述するための分析手順の標準化と明文化に苦労しました。 一方、分析手順の標準化と明文化を行ったおかげで、分析手順を見直す機会となり無駄の削除や不足点の改良に繋がり、技術者への教育内容が具体的になり、急な欠員があっても業務が停滞しにくくなり、より安定して信頼性の高い分析を行えるようになったと感じています。

PJLAを選んだ理由

炭素14濃度に基づくバイオベース度測定におけるISO17025認定の実績を有するのが、PJLAだったためです。

ページトップへ